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デザインの原則 - コントラストをつかってみる

f:id:ogawanaohiro:20150507225228j:plain 今回は「よいデザイン4つの原則 - ③反復」に引き続き、「見やすい、読む気になるデザイン」について考えてみます。

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ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

原則その④ - コントラスト

  • はっきりした違いを出すことで情報の組織化を支援すること
  • ページに面白みをだし、退屈させないことが目的です


※注意※
わずかばかりの大きさの違いや、色味の違い、明るさの違いはコントラストにはなりません。また「コントラスト」=「大きさ」ではないということ。

コントラストとは「差異」の生み出す相対的な効果であることを意識しましょう。

サンプルイメージ

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文字の大きさに多少の差異があり、図形も使ってますがいまいちハッキリしません。


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勇気をもって「差異」をつくると、見栄えがあがってきます。これはまだ大人しいほうです。

コントラストをつかうと見やすいのはなぜ?

人間の認知の仕組みが、わたしたちにそうさせます。
どうやら人の脳は「無意識のうちに情報を絞り単純化して処理」する傾向があるようです。

何かを認識すると、0.5秒間他のことを認識できない

これは「注意の瞬き」と言われています。
目立つものが多いと注意を払う対象が増え、硬直時間で見落としが多くなります。
一方情報を絞り、コントラストを用いるとこれらが解消され、スムーズにコンテンツをみることができます。

何カ所かだけ焦点を合わせ、それ以外を無視する

こちらは「カクテルパーティ効果」と言われています。
たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができるあの感覚です。


次回はよいデザイン4つの原則を、どのようにトレーニングすべきか考えていきます。

ogamo