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デザインの原則 - 整列をつかってみる

今回は「よいデザイン4つの原則 - ①近接」に引き続き、「1.1. 見やすい、読む気になるデザイン」について考えてみます。

参考文献はこちら↓↓
ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

デザイナーの方の多くはご存知だと思いますが、デザイナーでは無い人のためにとても丁寧にわかりやすくデザインについて書かれた本です。
初版1998年のこの本は、2008年にもフルカラーになって今でも受け継がれています。

原則その② - 整列

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  • ひとことで言うと、各要素を意図的に整列して配置すること。
  • ページの一体化組織化を目的としています。
左揃え

f:id:ogawanaohiro:20150505141302p:plain 人の視線は左から右に移動しますので、左に揃っていると安心感や引き締まった印象を与えることができます。

中央揃え

f:id:ogawanaohiro:20150505134008p:plain 中央揃えはユーザーの視点を集め、また上品さドラマティックさを表現します。
表現にあったタイポグラフィであること。はっきりと中央揃えであることを強調させるのがポイントです。

右揃え

人は左から右へ視線を移動させるので、文章の終わりに短文で配置すると効果的です。 署名などは右揃えが多いですね。

名刺デザインは整列がすごい

matome.naver.jp

おしゃれな名刺デザインは、整列とタイポグラフィの工夫がすごいです。

整列をつかうと見やすいのはなぜ?

人間の脳は「水平・垂直の方位を処理する細胞がより多い」です。
わたしたちは無意識に「水平・垂直に方位する輪郭」を探します。

参考:視覚野方位優位性コラムの形成に関する研究
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/12210120.en.html

ざっくりまとめると、人間は無意識のうちに3ステップでモノを見ているということです。

▼ステップ1 全体をざっと眺める
▼ステップ2 縦横揃っている(見えない)線を探す・見つける
▼ステップ3 コンテンツを見始める


※「見えない線」を見つけやすくする工夫が「整列」です

つぎは「反復」について考えていきます。

ogamo