デザインの原則 - 反復をつかってみる
今回は「よいデザイン4つの原則 - ②整列」に引き続き、「見やすい、読む気になるデザイン」について考えてみます。 参考文献はこちら↓↓ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]
原則その③ - 反復
- ひとことで言うと、デザイン上の何かの特徴を作品全体を通して繰り返すこと。
- 見た目の一体化と視覚的な面白さを加えることを目的としています。
概念イメージ1
バラバラの書体を統一することで、全体の一体感が生まれます。
概念イメージ2
反復の効果を狙ったデザイン。 三角形は「注意」の喚起によく用いられ、シャープさや緊張感も兼ね備えた形です。
WEBイメージサンプル
Core77のTOP画面です。 斜線の入った図形の繰り返しが視覚的な面白さを与えます。
反復をつかうと読む気になるのはなぜ?
「近接・整列」と同様に、人間の認知の仕組みがそうなっているようです。あまり深く考えずに覚えてしましましょう。
人は情報のパターンを探し分類する
prägnanz:プレグナンツの法則です。これはGestalt Psychologie:ゲシュタルト心理学で論じられている人間の視知覚の特徴です。
単調なレイアウトでは注意が向かない
反復をつかうことでリズムを生み出すことができ、リズムの種類によって安定感や動きを感じさせることができます。 次回は「コントラスト」について考えてみます。 ogamo